■初読み

おかげさまで熱も下がり、全快です！！


初めて読みましたが、天童荒太氏、いいです。

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友達曰く、「天童氏の作品の中では一番いいのではないか」
とのことです。

わしは天童氏といえば、「永遠の仔」で、テレビでしか見たことなかったんですけど、そのときから、この人はミステリ作家というよりヒューマニズム系（？）なのではないかなという印象を受けていました。

この「孤独の歌声」・・・

もやはり暗くて、陰惨、、心の闇をとらえた作品でした。

風希のトラウマ、彼の異常な愛情、潤平の孤独の底に煌く未来、これらをまじえて、天童氏のキツすぎない文章、間の良い構成、読む人をズルズルと惹き込むストーリーが絶妙なバランスで作られています。

あえて言うと、もう少し深みが欲しかったなと思いました。
全体的には非常におもしろかったです！
他の作品も是非読んでみたいです。