2008.01.14,Mon
ひさびさに素敵な映画に出会いました。
主演はアダム・サンドラー。
アダム・サンドラーといえば、コメディアン出身の俳優で、主演映画も「ビッグ・ダディー」や「パンチドランク・ラブ」などコメディータッチの映画が多かったけど、今回観た映画では、心に深く傷を負った男の役を快演している。
助演のドン・チードルは、「ブギー・ナイツ」「オーシャンズ11」「トラフィック」など有名な映画ばかり出てて、幅広い演技をする俳優。今回も素晴らしい演技を魅せていた。
舞台はニューヨーク。
一見裕福で幸せな生活を送る歯科医師アラン(ドン・チードル)が、あ日大学時代のルームメイト、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける・・・。
9.11で妻子を亡くしたチャーリーは、悲しみのあまり過去を頭の中から消去しようと、音楽やゲームに没頭していた。妻子のことに誰かが少しでも触れるとチャーリーは暴れたりさらに殻の中に閉じこもるようになる。そんなチャーリーをアランは少しでも力になってあげることができないか試行錯誤する。
エンターテイメントの面から見ると、「今更9.11が題材なの?」とか、「ああ友情モノなのね」、などの感想が第一に漏れ聞こえてきそうだけど、この映画はもう少し深いところを主張している。
友達が深く深く傷ついているとき、みなさんはどのように接しますか?
ただ話を最後まで聞いてあげるとか、励ますとか、気分転換するために外に連れ出すとか、人それぞれだと思います。
たぶん、自分がして欲しいだろうことをその友人にもしてあげたいという人がほとんどだと思います。本当に傷ついて病んでしまった心のケアは、精神医療のプロからしても解決方法がさまざまに分かれてしまうと思います。
僕はこの映画を観てそれを考えさせられてしまいました。
友達のためにできることが当人にとってありがた迷惑だったり、さらに傷つけてしまったり、本当に難しい問題。なにが正しくてなにが優しさでなにが思いやりなのかわからなくなりますよね。
たぶん、答えなどなく、ケースバイケースです。たとえば、友人がいる、友人がいない、そのたった一つの環境だけで結果は大きく変わると思うのです。
どれだけ真剣に友人と向き合えるか。できることはたくさんあります。本当に思いやりの気持ちをもって真剣に向き合えば見えてくることがたくさんあります。
この映画に関していえば、親身になってくれる友人がいなくては一生救われることのない人生を送っただろう人がチャーリーでした。
クライマックスでチャーリーが心の中を少し見せてくれるところが泣けます。
ボブ・ディランのようなヘアースタイルでどこかダスティン・ホフマンを彷彿させるアダム・サンドラー、あまりにも魅力的です。
偉そうだといわれそうだけど、ネットの映画紹介はダメです。誤解されるようなストーリー紹介やレビューが並んでいるだけです。ああ、やっぱり偉そうだなw
それともうひとつ、この映画の魅力は劇中使用曲ですね。
BRUECE SPRINGSTEENやThe Who、The Pretenders、Graham Nashなど70~80年代の音楽がすごく魅力的に使われているんです。
中でもThe Whoの「Love, Reign O'er Me」(ちなみにこの映画の原題は『REIGN OVER ME』です)のPearl Jamカバーバージョンがすんごくカッコイイんです。破綻したしゃがれ声のPearl Jamの「レイィィインオウゥアミィイイ」が堪りまへん。涎出そうです。
というわけで、YOU TUBEで探してきましたよ。
■The Whoオリジナル「Love, Reign O'er Me」
http://www.youtube.com/watch?v=UBs8taB0vWU
■Pearl Jamカバーバージョン「Love, Reign O'er Me」
http://www.youtube.com/watch?v=ClvsJIPqYvY
単館系の映画館でしか上映してないのがすごく残念!!
東京では恵比寿ガーデンシネマ、立川のシネマシティ、新宿武蔵野館。大阪では梅田ガーデンシネマ、全国でも13館しか上映してないようです。
僕の中ではレナードの朝と1,2位を競う秀作です。ぜひみなさんにも観て欲しいです。
『再会の街で』
監督 : マイク・バインダー
出演 : アダム・サンドラー 、 ドン・チードル 、 ジェイダ・ピンケット=スミス 、 リヴ・タイラー 、ドナルド・サザーランド
主演はアダム・サンドラー。
アダム・サンドラーといえば、コメディアン出身の俳優で、主演映画も「ビッグ・ダディー」や「パンチドランク・ラブ」などコメディータッチの映画が多かったけど、今回観た映画では、心に深く傷を負った男の役を快演している。
助演のドン・チードルは、「ブギー・ナイツ」「オーシャンズ11」「トラフィック」など有名な映画ばかり出てて、幅広い演技をする俳優。今回も素晴らしい演技を魅せていた。
舞台はニューヨーク。
一見裕福で幸せな生活を送る歯科医師アラン(ドン・チードル)が、あ日大学時代のルームメイト、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける・・・。
9.11で妻子を亡くしたチャーリーは、悲しみのあまり過去を頭の中から消去しようと、音楽やゲームに没頭していた。妻子のことに誰かが少しでも触れるとチャーリーは暴れたりさらに殻の中に閉じこもるようになる。そんなチャーリーをアランは少しでも力になってあげることができないか試行錯誤する。
エンターテイメントの面から見ると、「今更9.11が題材なの?」とか、「ああ友情モノなのね」、などの感想が第一に漏れ聞こえてきそうだけど、この映画はもう少し深いところを主張している。
友達が深く深く傷ついているとき、みなさんはどのように接しますか?
ただ話を最後まで聞いてあげるとか、励ますとか、気分転換するために外に連れ出すとか、人それぞれだと思います。
たぶん、自分がして欲しいだろうことをその友人にもしてあげたいという人がほとんどだと思います。本当に傷ついて病んでしまった心のケアは、精神医療のプロからしても解決方法がさまざまに分かれてしまうと思います。
僕はこの映画を観てそれを考えさせられてしまいました。
友達のためにできることが当人にとってありがた迷惑だったり、さらに傷つけてしまったり、本当に難しい問題。なにが正しくてなにが優しさでなにが思いやりなのかわからなくなりますよね。
たぶん、答えなどなく、ケースバイケースです。たとえば、友人がいる、友人がいない、そのたった一つの環境だけで結果は大きく変わると思うのです。
どれだけ真剣に友人と向き合えるか。できることはたくさんあります。本当に思いやりの気持ちをもって真剣に向き合えば見えてくることがたくさんあります。
この映画に関していえば、親身になってくれる友人がいなくては一生救われることのない人生を送っただろう人がチャーリーでした。
クライマックスでチャーリーが心の中を少し見せてくれるところが泣けます。
ボブ・ディランのようなヘアースタイルでどこかダスティン・ホフマンを彷彿させるアダム・サンドラー、あまりにも魅力的です。
偉そうだといわれそうだけど、ネットの映画紹介はダメです。誤解されるようなストーリー紹介やレビューが並んでいるだけです。ああ、やっぱり偉そうだなw
それともうひとつ、この映画の魅力は劇中使用曲ですね。
BRUECE SPRINGSTEENやThe Who、The Pretenders、Graham Nashなど70~80年代の音楽がすごく魅力的に使われているんです。
中でもThe Whoの「Love, Reign O'er Me」(ちなみにこの映画の原題は『REIGN OVER ME』です)のPearl Jamカバーバージョンがすんごくカッコイイんです。破綻したしゃがれ声のPearl Jamの「レイィィインオウゥアミィイイ」が堪りまへん。涎出そうです。
というわけで、YOU TUBEで探してきましたよ。
■The Whoオリジナル「Love, Reign O'er Me」
http://www.youtube.com/watch?v=UBs8taB0vWU
■Pearl Jamカバーバージョン「Love, Reign O'er Me」
http://www.youtube.com/watch?v=ClvsJIPqYvY
単館系の映画館でしか上映してないのがすごく残念!!
東京では恵比寿ガーデンシネマ、立川のシネマシティ、新宿武蔵野館。大阪では梅田ガーデンシネマ、全国でも13館しか上映してないようです。
僕の中ではレナードの朝と1,2位を競う秀作です。ぜひみなさんにも観て欲しいです。
『再会の街で』
監督 : マイク・バインダー
出演 : アダム・サンドラー 、 ドン・チードル 、 ジェイダ・ピンケット=スミス 、 リヴ・タイラー 、ドナルド・サザーランド
PR
2007.04.29,Sun
ひさびさに映画館で映画を観た。
容疑者室井慎次以来かもしれん。
行った映画館は4/19にオープンしたばかりの「なんばパークスシネマ」
スクリーンがデカイ!ちょうど真ん中ぐらいの席だったが、あの大きさなら一番後ろで見た方がいいかも。音響も◎。シートもすごく座り心地がいい。観た後オシリ痛くならないし、前の人の頭でスクリーンが見えないという心配は全く無い。
観た映画は
■BABEL
以下あまりネタバレしない映画の感想
容疑者室井慎次以来かもしれん。
行った映画館は4/19にオープンしたばかりの「なんばパークスシネマ」
スクリーンがデカイ!ちょうど真ん中ぐらいの席だったが、あの大きさなら一番後ろで見た方がいいかも。音響も◎。シートもすごく座り心地がいい。観た後オシリ痛くならないし、前の人の頭でスクリーンが見えないという心配は全く無い。
観た映画は
■BABEL
以下あまりネタバレしない映画の感想
2006.11.29,Wed
最近、休日はレンタルDVD観賞に費やすことにしている。
ここ数年、映画はスカパーで観ていたんだげど、新しい家に引っ越しする際にスカパーの契約は切ってしまったので映画鑑賞欲求が溜まっていたのだ。
そんなわけで、休前日はレンタルショップで色々物色しているんだけど、面白そうな映画がない。ないんだよぅ。
【面白そうだなと思って借りてみたものの、面白くなかったワースト1】
「オーシャンズ12」
あんなに豪華な俳優陣を迎えてあんなに面白くない映画って、ガッカリ度が高い。っていうか、主役級のキャストだらけだから面白くないんじゃないか。一時期の4番バッターだらけの読売ジャイアンツみたいなもんだな。「金にモノ言わしたるでゲヘヘ~」ってな感じが満々で嫌なのだ。
無駄だなぁって思う。
【面白そうだなと思って借りてみたら面白かったベスト1】
「ALWAYS 三丁目の夕日」
これは泣いた。見所を上手く作っている。堤真一さんがハマリ役。
舞台は昭和33年、東京タワー落成時の東京下町。
この映画を通して一番感じたことは、今の時代は他人に興味が持たない風潮だけど、当時は他人に対して良くも悪くも興味を持っていたということ。前者の象徴として鈴木則文(堤真一)、後者の象徴として茶川竜之介(吉岡秀隆)が役を担っているように感じた。
お節介であったり他人の面倒を見るという行為は、面倒くさく、疎ましく感じられることかもしれない。でも、そう感じられるリスクを冒してでも人が人と接するということ、触れ合うということは間違いなく暖かい。
この作品は、大袈裟にいうならば「今の日本人の冷え切った心を溶かすあったかいストーブ」的映画である。
なーんて、評論してたらこれ、今週テレビで放映するのね・・・。知ってたら借りなかったのに。。。
ちなみに続編も決定してます。
ALWAYS 続・三丁目の夕日
2007年11月全国東宝系ロードショー
ここ数年、映画はスカパーで観ていたんだげど、新しい家に引っ越しする際にスカパーの契約は切ってしまったので映画鑑賞欲求が溜まっていたのだ。
そんなわけで、休前日はレンタルショップで色々物色しているんだけど、面白そうな映画がない。ないんだよぅ。
【面白そうだなと思って借りてみたものの、面白くなかったワースト1】
「オーシャンズ12」
あんなに豪華な俳優陣を迎えてあんなに面白くない映画って、ガッカリ度が高い。っていうか、主役級のキャストだらけだから面白くないんじゃないか。一時期の4番バッターだらけの読売ジャイアンツみたいなもんだな。「金にモノ言わしたるでゲヘヘ~」ってな感じが満々で嫌なのだ。
無駄だなぁって思う。
【面白そうだなと思って借りてみたら面白かったベスト1】
「ALWAYS 三丁目の夕日」
これは泣いた。見所を上手く作っている。堤真一さんがハマリ役。
舞台は昭和33年、東京タワー落成時の東京下町。
この映画を通して一番感じたことは、今の時代は他人に興味が持たない風潮だけど、当時は他人に対して良くも悪くも興味を持っていたということ。前者の象徴として鈴木則文(堤真一)、後者の象徴として茶川竜之介(吉岡秀隆)が役を担っているように感じた。
お節介であったり他人の面倒を見るという行為は、面倒くさく、疎ましく感じられることかもしれない。でも、そう感じられるリスクを冒してでも人が人と接するということ、触れ合うということは間違いなく暖かい。
この作品は、大袈裟にいうならば「今の日本人の冷え切った心を溶かすあったかいストーブ」的映画である。
なーんて、評論してたらこれ、今週テレビで放映するのね・・・。知ってたら借りなかったのに。。。
ちなみに続編も決定してます。
ALWAYS 続・三丁目の夕日
2007年11月全国東宝系ロードショー
2006.11.13,Mon
今更ながらハマってしまった
ドラマシリーズ「TRICK」
オンタイムではほとんど見てなかったんだけど、最近見る機会があって、ちょっと真剣に見てみたらすっかり心酔。
推理ドラマとしては多少強引ながらコメディとしては秀逸。
動きや効果音、間の取り方やパターンの応用のバリエーションが絶妙。
ドラマシリーズでは3シリーズもある。だけど最後まで面白い。
まさかシリーズ3のエンディングがあんな展開とは思わなかった。
シリーズ4は今後あるのでしょうか。
そのヒントは「TRICK劇場版2」の中にあるとかないとか。
ぜひケイゾクしてほしいな。
■TRICK劇場版2HP
過去のTRICK HP
■TRICK
■TRICK2
■TRICK3
12月15日DVD発売
ドラマシリーズ「TRICK」
オンタイムではほとんど見てなかったんだけど、最近見る機会があって、ちょっと真剣に見てみたらすっかり心酔。
推理ドラマとしては多少強引ながらコメディとしては秀逸。
動きや効果音、間の取り方やパターンの応用のバリエーションが絶妙。
ドラマシリーズでは3シリーズもある。だけど最後まで面白い。
まさかシリーズ3のエンディングがあんな展開とは思わなかった。
シリーズ4は今後あるのでしょうか。
そのヒントは「TRICK劇場版2」の中にあるとかないとか。
ぜひケイゾクしてほしいな。
■TRICK劇場版2HP
過去のTRICK HP
■TRICK
■TRICK2
■TRICK3
12月15日DVD発売
トリック -劇場版2- 超完全版 仲間由紀恵 堤幸彦 阿部寛 東宝 2006-12-15 売り上げランキング : 77 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
トリック トロワジェムパルティー DVD-BOX 仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久 by G-Tools |
日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか 上田 次郎 by G-Tools |
2005.08.28,Sun
Photos
最新コメント
from[またべえ 05/13]
from[ちぇぶ 05/13]
from[またべえ 04/01]
from[けーや 04/01]
from[またべぇ 03/17]
from[またべぇ 03/17]
from[じょり 03/17]
from[ちぇぶ 03/17]
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
またべぇ
性別:
男性
BlogPeople
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"