なんじゃこりゃ

ガチャガチャがずらーーぁっと並んでる。
こんなのはじめて見ただよ。巷ではガチャガチャがこんなに流行っていたとは…
わしの子供時代はキンケシ。あぁ、きっとキンケシを知らない人もいるだろうから一応説明しておくと、1985年前後に流行ったアニメ「キン肉マン」のキャラの10センチほどのゴム製フィギュア「キン肉マン消しゴム」略してキンケシである。
そのキンケシに関する、エピソードをひとつ思い出した。
それはきっと今も同じだろうがガチャガチャで当たるキャラには必ず‘いらんキャラ’なるものがある。それは人気のないキャラだったりやたら当たってダブリまくるキャラだったりするんだが。例えばミートくんとかカレークックとかプラネタリウムマンとか。（今クククと微笑んだ人はヤバイっすよ笑）そのいらんキャラってうのは大概手をもがれたりドブに捨てられたりするんだ。子供とは時に残酷なことをする。
だが自分はもっと酷かったと思う。

踏切を電車が通過する…
レールが目の前にある
キンケシ置いてみる
重圧と電熱で原型がわからないくらいペッチャンコ

カレークックは無惨にもペランペランのゴムに姿を変える。何がおもしろかったんだろうか。10円玉でやってみたこともある。結果は同じくただの銅板に変化するだけだ。ただ電車が通過してすぐさわると火傷する。

ある日いつものように踏切にキンケシを置いて電車が通過するのを待っていたら早速電車がやってきた。が！電車は通過せず急停車。わしらはソッコー逃げた。逃げながら振り返ると運転席から運転士御大自ら出て来て追っ掛けてくるではないか。当時小学４年生のわしらが大人より早く走れるわけもなく、敢なく御用。たぶんあの運転士の名は青島にちがいない。後方の車掌室から室井という車掌班長が無線で「確保だぁ！！」と叫んだにきまってる。マチガイナイ。
子供のころのわしは素直なコだったんだな。今のわしなら絶対逃げずに知らんぷりして「犯人はあっちに逃げたよ」とか言うんだろうに。

良い子はくれぐれも真似しちゃだめだよ。へんなトコで電車を数分間止めただけで損害賠償ん百万〜ん千万円支払いさせられちゃうんだからね〜（笑）

あ は は は は は は